それは週末のとある夕方のことでありました。
”伝説の漢”と近所のヤマダ電機で待ち合わせしていたのです。
ちゃわん>
そういや、キミが探していたモノがここで売ってたよ。
伝説の漢>
ん、なに?
ちゃわん>
1/144 Real Grade RX-78-2 ガンダムのプラモデル
伝説の漢>
うおー、まじで!
でも、どうしよう…。
今は引っ越しで捨てるモノと残すモノの分別もやってるし、作ってる時間あるかな…。
しばしの逡巡の後…
伝説の漢>
ヨシ決めた。買う!
まぁ、そーなることはワタクシも予想していました。
でも、この先はワタクシの予想を大きく上回る展開とはね…。
ヤマダ電機を後にして、伝説の漢の新居へ到着。
ちゃわん>
このガンプラどうする? フィギュア部屋に積んで置けばいい?
普通なら、
伝説の漢>
たのむー、わかりやすいように目立つところに置いておいて〜
となると思います。
ワタクシもそうなると思っていました。
駄菓子菓子、そこは伝説の漢です。
ひと味違います。
伝説の漢>
うんにゃ、車の中に置いておいて、会社に持っていく。
ちゃわん>
お、そうなんだ。わかった。
ここで解説します。
実はこのガンプラはただのプラモデルではなく、バンダイの最先端の技術の粋をこらしたガンプラなのです。
特にすごいのがこのフレームの部分で、
「部品がランナーについた状態なのに、可動するんです!」
これがどれだけすごいのかわかりづらいですよね…。
でもね、ホントにすごいんです!
ワタクシもメカ屋の端くれとして、こーいった樹脂製品を見るとどんな成形型に樹脂を流し込めば製品ができあがるのか大体想像できるのですが…、
この部品だけはどーやって作っているのかさっぱりわかりません
まぁ、なんだ…。
とにかく日本の最先端の技術の粋をこらしたプラモデルなんです!
なので…、
ちゃわん>
会社に持っていって、上司にフレームのことでも見せびらかすん?
伝説の漢>
うん、それももちろんやるけど…。
ちゃわん>
やるけど?
伝説の漢>
昼休みに作る!!!
だって、今のオレには昼休み以外にガンプラなんて作ってる時間ないもん!
ちゃわん>
あ、あぁ、そうですか… (・_・;)
とか言っちゃって、
「こんなの冗談でしょー。会社で作るだなんて、言ってるだけで実行には移さないでしょー。」
なーんて思われる方もいると思います。
でも、ワタクシは断言します。
”伝説の漢”ならやります!
そして、2週間後くらいに「完成したー\(^O^)/」とか言ってワタクシに見せびらかす姿が目に浮かびます…。
おしまい
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