富士山登山ネタも早くも第9弾です。
いよいよ物語も佳境に迫りつつあるので、おつきあいくださいませー m(_ _)m
さて、出発から約4時間半が経ち、ようやく6合目にたどり着きました。
ここである異変が発生していたのです。
「M氏のペースがあがらないね…」
そうです。
お忘れかもしれませんが、今回の登山のメンバーはA氏とM氏とワタクシの3人です。
いちばん体力のあるA氏は余裕綽々で、どうやらワタクシのペースにあわせてくれている模様ですが、M氏は我々のペースにはついて行けず6合目に到着したのは約5分ほど遅れていたのです…。
そして、6合目に到着したM氏の顔色がなんだか優れないように見えたので…、
そして、6合目に到着したM氏の顔色がなんだか優れないように見えたので…、
「なんだか、ちょっとしんどそうだけど大丈夫?」
「だ、大丈夫です…。なんとか…。」
「まぁ、キミは今回のメンバーのなかではいちばん年式の若いエンジンが搭載されているから大丈夫だろーw」
「はぁ………」
「よし、7合目へ向かおう」
「ハイっ」
という感じで励ましつつ登っていたのですが、出発から8時間経ってようやく8合目にたどり着いたところで、事態は深刻化してしまったのです…。
「M氏こないね…」
「そうだね…。かなり遅れはじめているな…」
「をっ、M氏の姿がようやく見えてきたw」
待つこと15分、ようやくやってきたM氏は…、
はぁっ、はぁっ、はぁっ
なんだか息も絶え絶えな模様です…。
「だいじょうぶ?」
「ちょっと頭痛が…」
「あー、それは高山病かもね…。高山病にかかってしまったら無理せずすぐに下山しなよ。俺の経験的には高山病は下山しないと治らない…」
「わかりました…。ありがとうございます。」
「んじゃ、うちら二人はもう十分やすんだから先に登るよ」
「ハイ、すみません。そうしてください…」
「くれぐれも言うておくけど、無理はするなよー」
「ハイ…、わかりました…。」
こうしてM氏と我々は別行動をとったのでした。
そして、この時から数時間後 M氏にこのあとどうしたのか聞いてみたところ…。
「別行動になってから、少しがんばったんですが結局諦めて下山しちゃいました…」
「そか…」
「でも、30分くらいがんばって登ったからきっと9合目に近いところまでは登ったかと思います!」
「あー、残念だけど、それはないわw 30分じゃ9合目には着かないw」
「そうですか…」
「まぁ、見たところ体調は大丈夫みたいだね。」
「ハイ、下山したら治りましたw」
「よかった。よかった…。これでキミにある指令をおねがいできるw」
「へっ、ナンですか!?」
さぁ、ワタクシがM氏におねがいしたことはナンなのでしょうか!?
このつづきは、もうしばらくお待ちくださいませ…
つづく
※2008年から毎年1回のペースで富士山に登った記事をまとめました。
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