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 写真週刊誌フライデーで、前原さんと逮捕された暴力団の幹部が一緒に写っている写真が暴露されました。
 しかし、テレビはもとより新聞などでも多くのマスコミは、この件に関して黙りを決め込んでいるようです。

 表沙汰にできないナニカがあるのでしょうか?

 島田紳助の件より、重大事件であると思うのですが…。
 
 それに8/21にフジテレビ前で「韓流偏向放送」に対して抗議するデモで約6000人もの人が集まったにも関わらず、この件に関して報道したマスコミはほとんどありませんでした。
 しかも、毎日新聞は同じ日に約40人が集まった、中国に対するデモは報道しているのです。

 大前学長によると、マスコミは電通様のご意向に逆らえないと発言されていましたが、個人的にはますます日本のマスコミの報道姿勢が信じられなくなりました。

 このままマスコミが偏向放送を続けたら、もしかしたら日本でもジャスミン革命が起こるかもしれませんね!?


 でわ、今週の大前研一LIVEのレポートです。
 
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 トピック 
 ●野田新首相
 ●文民統制
 ●原発事故処理
 ●洋上風力発電
 ●ソニー 初のタブレット端末を発売

●野田新首相
 民主党の代表選挙の結果、野田佳彦氏が第95代内閣総理大臣に選出された。
 新閣僚に玄葉光一郎外務大臣や安住淳財務大臣が決定したものの、国内外から経験が浅く不安視する声が上がっている。

・大前学長の意見
 野田総理というのは想定の範囲内である。
 決選投票になれば小沢vs反小沢の構造になり、反小沢の票が野田さんに集まった結果海江田さんを破ることができた。
 もし前原さんが出馬していなければ、1回目の投票で海江田さんに決まっていた可能性があり、前原さんの出馬は正解であった。この結果、最も重要なポストである政調会長のポストに前原さんが座ることになったと考えられる。
 野田総理は財務省のパペットとも言われるが、今の日本にとって必要な財政改革を実行するのであれば悪いことではない。

 今回の新閣僚の顔ぶれをみたところ、従来の脱小沢路線から脱却した融和路線を選択したのは現実的である。自民党との対話についても総裁選で三党合意の遵守を主張してた前原さんがうまくとりまとめることが期待される。
 党務については日教組や組合関係の実力者、松下政経塾の出身者が多く選出されているが、全体的には、玄葉氏や古川氏など民主党内での有望株が多く選出されており、妥当な選択であると考えれる。
 しかし、防衛大臣の一川氏については、早速問題発言で物議を醸しており資質に問題がある。
 また、身体検査をする時間がなく、他にも脱落してしまう大臣がでるかもしれない。

 民主党の支持率も回復しているが、これをどこまで維持できるかがポイントである。

 また、野田総理が自民党政権時代に「A級戦犯は戦争犯罪人ではない」という趣旨の発言をした件については、「野田総理自身の考えではなく、自民党政権の考え方を確認しただけである」という方向に発言を修正した。
 さらに、「靖国参拝をしない」という方針を早々に発表したことによって、中国や韓国の反発を抑えることができた模様である。
 
 これからの日本における理想的なリーダーとは、自分で考えたり自分の知識が不足した場合に立場の異なる人の意見を聞いて自分の意見を磨き、スピード感をもって自らの所属する組織の進むべき方向を決定できる人である。
 極端な話で言うと、中国に対する考えをまとめる必要がある場合は信頼の置ける中国人の友人の意見が必要となる。このように意見を求めた人が多ければ多いほど普遍性のある考えとなる。
 そして、こういった考え方ができるようになるには、才能だけではなく練習も必要となる。

・chawanの意見
 フライデーに前原政調会長が暴力団の幹部と一緒に写真を撮っていたことが暴露され、一川防衛大臣と鉢呂経産大臣が不穏当な発言で問題となり、組閣して2週間も経たないうちに問題だらけですね。
 民主党は近々開会する国会の会期を可能なかぎり短くしたがっているようですが、ほとぼりが冷めるのを待っているのでしょう…。

 というか、この文章を書いていた9/10の20時に鉢呂経産大臣の辞任が発表されましたw
 何の根拠もありませんが、後任は海江田さんとみた!w

 しかし、民主党は国民を期待させるだけ期待させて置いて、本当に実行力がありませんね。
 早く政権交代が実現することを祈ります…。


●文民統制
 一川防衛大臣は、一部の記者に対し「私は安全保障の素人だが、それが本当のシビリアンコントロールであり、文民統制だ」と発言した。
 文民統制の本来の意味は「国民から選ばれた民間人が軍隊を統制する」と言う考え方である。
 自衛隊の石破政調会長は「閣僚解任に値する。任命した野田総理の見識も問われる」と発言し、国会などで追及する考えを示唆した。 

・大前学長の意見
 「素人が軍隊を統制する」というのはとんでもない考え方であり、野田総理に一川氏を推薦した小沢氏の見識が問われる。
 文民統制というのは、軍隊が軍隊を統制するのではなく、民主的に選ばれた政治家が軍隊を統制するという考え方である。
 かつては軍事オタクと呼ばれた石破氏が防衛大臣を担当していたこともあり、軍事に関する知識が深い方が良いのは当たり前である。
 このように不勉強な政治家が防衛大臣は信用することができないため、この発言は解任に値すると私は考える。

 そして、今後の日本の防衛については、中国などの周辺国の情勢を考えると「専守防衛」を堅持することは難しくなっており、攻撃力を保持する必要がある。
 台湾の国防省によると5〜8年のうちに中国は沖縄の米軍基地を無力化し、台湾で有事が発生しても介入させないだけの軍事力を保有することになると分析している。

 中国という国は自分たちで統制できなくなるケースがあるので、日本としては考え得る最悪の事態を想定する必要がある。
 
・chawanの意見
 前原さんがアメリカで自衛隊の武器使用の緩和について発言したようですが、一川防衛大臣が即座に今は検討していないと否定しました。
 小宮山厚生大臣も、たばこ増税発言で閣内の意見が一致していないことが露見しています。

 民主党の辞書に「閣内一致」という文字はないのでしょうか?

 誰も彼もが自分の好き勝手に発言しているようにしか思えません。
 この状態は自民党政権時代ならマスコミから袋だたきにあったと思うのですけどね。

 しかし、前原さんの発言については個人的には同意します。
 大震災の対策でそれどころじゃないと言われるかもしれませんが、平時である今だからこそ「武器使用の緩和」について議論すべきだと思うのです。
 海外で有事が発生し、自衛隊を派遣しなければならない事態になるのか誰にも予測できません。
 今のままではそのような事態に直面してから慌てて議論を始め、不備のある状態のまま自衛隊を派遣せざるを得なくなるでしょう。
 平時だからこそ議論すべきなのではないでしょうか!

 日本の置かれている状況はいつまでも安穏としていられるような状況ではないと思います。

産経新聞
 「ロシア爆撃機が「日本1周」 首相訪問時に福島沖も飛行 前代未聞の露骨な挑発」


●原発事故処理
 細野原発担当大臣が福島第一原発のある大熊町の渡辺町長と会談し、放射能で汚染された廃棄物の中間貯蔵施設を福島県内に設置することを説明したものの受け入れを拒否された。
 また、東京電力は福島第一原発の廃炉に向けて核燃料を取り出す手順をまとめ、核燃料プールからは3年以内、原子炉からは10年後を目処に燃料を搬出することを目標とすることを発表した。

・大前学長の意見
 大熊町長の意見はわかるが、現実的には3〜5km付近でラインを決めてそこから内側には立ち入れないようにして、その土地は国が買い上げるという決定をせざるを得ない状況である。
 危険なエリアについては従来の町の概念を取り払わざるを得ないだろう。
 廃棄物を暫定的に貯蔵する施設については、7号炉と8号炉の建設予定地があるのでそこに建設すれば良い。
 しかし、そこはほぼ未来永劫人が住むことはできなくなるということを覚悟しなければならない。

 また、燃料を搬出するスケジュールについては、燃料プールから燃料棒を搬出するためのクレーンや、核容器を開けるためのクレーンもすべて崩壊しており、3〜10年というのは妥当な線である。
 しかも、1〜3号炉については燃料は溶けて格納容器の下に落下してしまっており、取り出すことは不可能である。したがって、廃炉の作業完了後についてはコンクリートで固めて封印せざるを得ないだろう。 

・chawanの意見
 ワタクシも現実的には福島第一原発の跡地に廃棄物を貯蔵せざるを得ないと思います。
 住民のみなさんの気持ちもわかりますが、汚染廃棄物の最終貯蔵施設を建設せざるを得ないのではないでしょうか…。
 
 おそらく成田空港みたいに住民の反対運動によって、なかなか決着がつかない状況となるでしょうけどね…。
 もうちょっと国が指導力を発揮して、住民の反対を押し切っても良いと思うんだけどなぁ…。
 被災者からすれば鬼と思われるかもしれませんが、日本全体の国益を考えると被災者全員が賛成するまで説得する必要はないと思います。


●洋上風力発電
 丸紅は、洋上風力発電事業における世界最大手であるデンマークのドン・エナジーと提携することを発表。
 ドン社のイギリスの発電所に、約260億円を出資して部品調達などを含めた共同運営によってノウハウを培い、日本での洋上発電事業への参入を目指す。
 
・大前学長の意見
 ドン社はイギリス以外にもスコットランドやデンマークなどで洋上発電事業を運営しており、ノウハウを蓄積することには意義がある。
 しかし、日本で洋上風力発電事業を運営するには、漁業権の設定されていない海を見つける必要がある。

 日本の場合は、比較的水深の浅い海では海苔や牡蠣を養殖している海が多く、漁業権を補償することによって何百億円ものお金が必要となるだろう。
 日本には漁業権が設定されていない海はほとんどないので、漁業権の問題がクリアされているかどうかが懸念される。
 
 たとえば、石狩湾の河口近くでみつかった温泉が見つかった際には、温泉水に含まれるヒ素によって海水が汚染されるという問題に発展し、50億円もの補償金が請求された結果、温泉事業を断念せざるを得なかったという事例もある。

 日本で洋上発電を運営するには、漁業権は避けてとおれない難しい問題である。

・chawanの意見
 ソフトバンクの孫さんが帯広に建設しようとしていたメガソーラー発電所は、1/10の規模に縮小することが決まった模様です。
 太陽光発電といい、風力発電といい、再生可能エネルギーは国内で本格的にとりかかるにはハードルが高いようですね…。
 個人的にはなんとか地熱発電を進められないのかな…と思います。

 日本は温泉を堀りすぎです (>_<)

 もうこれ以上温泉は不要だと思いませんか?w


●ソニー 初のタブレット端末を発売
 ソニーがタブレット端末を17日から販売すると発表した。
 OSにはAndroidを採用し、ソニーが配信する映画や音楽、電子書籍サービスなどを楽しめる予定になっている。

・大前学長の意見
 このタブレット端末を発表する際に、ソニーのハワード・ストリンガーCEOが「誰が最初に創り出したのかが重要なのではなく、誰がよりよいモノをつくるのかということが重要である」と発言したことは極めて深刻である。
 ソニーは誰も作らないモノを自分たちで作り出してきた会社であり、この発言はソニーの死を意味する。
 松下電器がInnovationを作り出そうという姿勢を見せているのに対し、ソニーのこの姿勢は完全な敗北を意味するのではないか。 

・chawanの意見
 確かにタブレット端末については、他のメーカーに対して周回遅れとなっている気がします。
 しかも、ストリンガーCEOはそんな発言をしていたんですね…。知りませんでした。

 そして、たしかに近年のソニーの製品には独創的な製品が見当たりませんね…。
 Android内蔵Walkmanだって、ただのiPod touchでしょう…。
 強いて言えば、最近発表したヘッドマウントディスプレイは斬新な気もしますが、どれだけ売れるのですかね…。
 限りなく怪しい気がするのは気のせいでしょうか…。
 
 ワタクシ個人的には久々にソニー製品を購入しました!
 ミラーレス一眼レフカメラ NEX-5Nです。レビューも書いたので良ければみてください (>_<)
 そして、タブレット端末についても、折りたたみ式のPタイプに注目していたりします。
 早く続報がでないかなぁ…。
 これまた購入してしまいそうな勢いです!


 しかし、このレポートは毎週 長文になるな…。
 更新を続けるのは、けっこーハードです…。

 仕事のレポートもこの勢いで文章を書ければいいのに…

以上


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