序章 和歌山紀行
  #1 キッカケ
  #2 準備
  #3 駅長
  #4 郷愁
  #5 轟天号
  #6 潮岬
  #7 駅弁!

 本編 飯田線紀行
  #1 旅の目的
  #2 電車vs人間
  #3 闘いの朝
  #4 出発進行!
  #5 絶対に負けられない闘い
  #6 電車vs人間 序盤戦
  #7 電車vs人間 あと300メートル
  #8 決着の刻!
  #9 …
  #10 …
  #11 …
04_shimoyamamura

0917 天竜峡
0934 下山村

 電車との勝負を始める下山村駅が刻一刻と近づきます。

 いまのところ…、



 天気はもっています!



 ………



 と思ったけど、よく見たら小雨が降ってるな… (゜ーÅ)



 しかし、この程度の雨ならまだなんとかなる! 決行だっ!!!
 かなり微妙な雨の降り方でしたけどね…。

 天気の問題は気になったのですがが、ワタクシには電車の中でやるべきことがありました。
 そう…、



 下山村駅から上伊那駅までの道順の確認です!!!



「橋を渡ってすぐを左、しばらく道なりに…」



 Google Mapを開いて必死にイメージトレーニングを続けます。

 そう、今回の勝負のポイントは「道に迷わないかどうか」だとこのときから考えていたのです。

 そして…、



「次は下山村駅です。降車される方は先頭車両から降りてください」



 ついに闘いの始まりを告げるアナウンスが車内に流れたのであります。



 バクッ、バクッ



 駅へ近づくにつれて胸の鼓動が高鳴ります。


「ううぅ、こんなに緊張するの久々だよ…」
 
「大学時代にライフル射撃部で重要な試合に出場した時以来かもしれない…。」
 
「もし、電車との競争に負けてしまって次の電車に乗ることになったら、岡谷駅で待ち合わせしているミジンコ氏達を2時間も待たせてしまうことになるしな…。」
 
「そんなことになったらボロクソに言われそうだ…。」


 テレビ朝日のサッカー中継風に言うと、



「絶対に負けられない闘いがそこにはある」



 まさにそんな気分でありました。(^_^;)

 そして、ついに電車が徐々にスピードをゆるめ、下山村駅のホームへ滑り込むように停車したのでした。


つづく


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