息も絶え絶えの状況でゴールしたワタクシを出迎えてくれたハムスター師匠は…、
「chawanさん、あのときのお守りが役にたったよ!!!」
こう嬉しそうな表情で告げたのでした…。
朦朧とする頭にクエスチョンマークが浮かぶ中、思い出されたのは…、
「あー、富士山の山頂で厄除けに買ったお守り?」
「そうそう! あのお守りのご加護がなければ大怪我してたかもしれないw」
………
「へっ!? 何があったん?」
では、ここで時間を田切駅でのスタートまで巻き戻します。
ハムスター師匠はイベントの参加者であるものの、光画部(写真部)のOBに混じって万歳三唱のお見送りをしていました。
最後のグループの出発を見届け後、長ランをチェーンに巻き込まないようにベルトで締め込み、自転車にまたがって出発しようとしていたところ、他のOBの方から…、
「えっ!? あなたもイベントに参加するのですか!?」
と驚かれたそうですw
まぁ、そうですよね…。
彼の人となりを知らなければ、そう思ってしまうのは無理からぬことでしょう。
なんせ、下駄でチャリンコにまたがっていましたしね…。
しかし、この下駄でチャリンコに乗るという選択が、彼に思わぬ幸運をもたらすことになるとは、このときは想像もしていなかったのでした…。
つづく
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