パシフィコ横浜で開催されているカメラの祭典cp+のキヤノンブースでEOS-1DX Mark2の開発者によるトークショーを聞いた後、さっそくタッチ&トライで少しだけ操作してみたレポートをお届けします!
◆開発者トークショー
EOS-1DX Mark2の開発コンセプトは「革新と熟成」で、
●高速撮影
中でも、秒間14コマにも達する高速撮影は、複雑な構造からなるミラー機構などキヤノンの技術の粋を込められて開発されました。
●AF&AE
従来機種と比べると、AFセンサーの測距範囲が広がっただけでなく、F8などに絞った状態でも61点でAFが機能するようになりました。
エクステンダーなどを使った超望遠レンズでもAFが使えるので、俊敏な動きをとらえなければならないスポーツ選手の撮影や鳥の撮影だけでなく、
近づいてきてからすぐに遠ざかる車などの被写体の撮影にも、しっかりとフォーカスを外さないようになったのだそうです。
この写真だとわかりませんが、会場の映像では明らかに性能が向上しているように見えました!
AEについては、従来機種と比べると約3倍となる36万画素のIR側光センサーが搭載されただけでなく、AE専用にDIGIC6が搭載されており、
蛍光灯などの光源でフリッカーが発生しやすい条件下であったとしても、正確に側光できるようになりました。
●CMOSセンサー&デュアルDIGICエンジン
1DX Mark2に搭載されているCMOSセンサーの画素数は約2,020万画素で、従来機種と比べるとそれほど大きく画素が増えたワケではありませんが、常用ISO感度が51,200まで拡大するなど高感度撮影が可能となるような改良が加えられています。
そして、DIGIC6+エンジンが2つ搭載されていることも高感度性能を向上させており、プロのカメラマンから「1段上の感度で撮影できる」とお墨付きをもらえたのだそうです。
実際、この写真はISO51,200で撮影されたものですが、ノイズは少なくしっかりと解像していました。
また、従来はパソコンで処理する必要のあったレンズの補正がカメラの方でできるようになりました。
この写真は拡大してみなければわかりませんが、コントラストや解像感が明らかに向上していましたよ!
●4K60p動画撮影
1DX Mark2は他社に先駆けて4K60pで動画を撮影できるようになりました!
4K 動画から静止画を切り出したり、
フルHD画質でスローモーション再生できるようになる120pモードが搭載されているなど、スポーツを動画で撮影するには最適な一台に仕上がっているようです。
東京オリンピックをこのカメラで動画撮影するカメラマンがたくさんいるかもしれませんね!
液晶パネルがタッチパネルとなっているので、触ったところにフォーカスを合わせることができるようにもなっているのだそうですよ。
ちなみに、動画となるのと気になるのは放熱性能ですが、熱を拡散するためのヒートパイプが内蔵されており外装へ効率良く熱を伝えることによって長時間録画することができるようになっています。
見たところこれはデュアルDIGICエンジンを冷やすための機構のようですね。
CMOSセンサーの放熱対策も気になりますが、きっとなんらかの対策が施されているのだと思いますw
●信頼性
外装各部にシーリング加工が各部に施され、塵や水滴によってカメラが壊れにくくなっているだけでなく、キヤノンの品質評価部隊によってスイッチの耐久性なども厳しく評価されています。
さすがプロ仕様のカメラですね!
過酷な環境でも信頼して使えるのが大事なようです!!!
一番の売りは「秒間14コマの高速撮影」らしく、是非タッチ&トライで試してみください!ということでした〜。
●タッチ&トライで4K60p動画撮影を試してみた!
ということで、早速タッチ&トライでEOS-1DX Mark2を触ってみました。
そして、4K60p動画撮影については、なんとバッテリーが切れるまで連続で録画できるそうなんです!
ニコンやソニーなど多くのデジカメは30分で録画が終了してしまう機種がほとんどなのですが、そのくびきを断ち切ってしまったみたいですね。
ちなみに、バッテリーが切れるまでの時間は約100分だそうです。
5分くらい連続で録画してみましたが、異常に熱くなる部位はなかったようなのでこれからはデジカムで録画するのではなく、デジカメで録画する時代になってしまったのかもしれませんね…。
キヤノンの技術の底力を感じましたとさ。
おしまい
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