「録音スタジオで収録した音響環境をヘッドホンで再現する」という、JVC KENWOODが開発した技術を一足お先に体験させていただきました。



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 国内外の著名なアーティストが音楽制作に使用している『VICTOR STUDIO』という最先端のスタジオが都内某所にあるのですが、



 この施設の中でもCDなどで販売する楽曲に問題がないかどうか最終チェックする「EX Room」と呼ばれる部屋がありまして、そこで奏でられる音をヘッドホンで再現しちゃおうという技術が今回紹介する「EXOFIELD」です。

 具体的に説明すると、ライブ会場や自宅などスピーカーで音楽を聴いていると前から音が聞こえてくるのに対し、ヘッドホンで音楽を聴くと真横から聞こえることになります。



 そして、耳の形は人によってさまざまで聞こえ方が異なるため、どんなに素晴らしい音を奏でる部屋であっても人によって聞こえ方は微妙に異なるのだそうです。
 そこで、ピンセット型のマイクを耳の穴に取り付け、耳たぶなどで反射して耳の穴の中に入ってくる音を測定し、ソフトウェアで処理することによって真横からしか音が聞こえないはずのヘッドホンでもビクターのスタジオで聴いたような前から聞こえる音を再現してしまうという技術なんです!



 実際にワタクシも体験さえていたただきましたが、ヘッドホンをつけているのに繊細な息づかいまで聞こえてくるような音が前の方から響きだしてきてビックリしました!

 技術は進歩しているのですね…。
 残念ながら『 専用機器による測定』という作業が入るため、まだ市販されている機器に展開されている技術ではありませんが、ノイズキャンセルのようにスマートフォンなどにもソフトウェアとして実装できる技術なので、最近 流行りのVRと一緒に使えば見ている方向から音が聞こえてくるようになってくると面白そうですね!

 最近は耳の形をシリコンゴムで採寸して、専用のイヤフォンを制作するサービスを展開している会社もあるので、似たようなことをJVC KENWOODが始めてくれると良いのですが…。
 まずは「著名アーティストに使ってもらってみた!」というレポートでも見てみたいところです!

 この後、この施設に8つあるレコーディングスタジオの中で、50人以上が同時に音を奏でることの出来る最も広い部屋を見学させていただいたのですが、



 ドラムやピアノなど音の強さの違う楽器は、混じり合うとマイクでうまく音が拾えないらしく専用の小部屋で収録しているのだそうです。
 そして、ドラム部屋とピアノ部屋では音の響き方が変わっていたり、1,500万円以上もする高級ピアノが置かれていたり、



 100万円以上するビンテージマイクなどがゴロゴロ収められた棚がありました。



 アーティストの声質によってマイクを使い分けたり、最適な長さのケーブルが使うようにして最高の音を収録できるよう気を配られているのだそうですよ。



 そして、収録した音が最高のモノとなるよう調整するPA卓をみせていただき、具体的にどんな調整をされているのか説明していただいたのですが、



 ピアノやドラム、ギター、ユーフォニアムなどそれぞれの楽器の前に置かれたマイクからその楽器の音だけを収録し、大きさや響き方を微妙に調整した音を足し算のように積み重ねて音をつくっているのだそうですね。

 写真の現像処理ソフトであるLightroomでいうと、赤や青の彩度や輝度をそれぞれに調整しているようなものか…。
 となんか妙に納得することができましたとさw

おしまい

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