渋谷ヒカリエにて開催中の東京カメラ部2017写真展で、井上浩輝さんのトークショー「αが捉えた北海道の自然」を聴いてきました。



 ピンクに染まった空の下を二匹のキタキツネが追いかけっこする様を捉えた写真で、2016年度のナショナルジオグラフィックのトラベル部門年間1位を獲得された井上浩輝さんは、SONYのミラーレスカメラαシリーズやサイバーショットを愛用されています。

 現時点でSONYのカメラの中では最高の解像度を誇るα7RMark2で撮った稜線を歩くキタキツネの写真は、拡大してみるとキツネの第一関節までキチンと描写されており、その描写力にビックリされたのだとか…



 そして、暗所でも明るく撮影することの出来るα7Sで撮られたこのクマの写真は、実際には日が昇る前に肉眼で辛うじて見えるくらいの明るさで撮られたものを現像でこの仕上がりに仕立て上げられ、



 紅葉の部分に光が射したときに撮影されたこの写真は、なんとミラーレスカメラではエントリークラスに相当するα6000で撮影されたのだそうです!



 レンズ込みで10万円以下で購入できるカメラでもプロが撮ればこんな具合に撮れるのですね…。

 また、井上浩輝さんはレンズを交換することの出来ない所謂コンパクトデジタルカメラも愛用されており、一見単なる風景写真に見えるこの写真は望遠性能に優れるRX10 Mark3で撮影されたそうで、



 奥の河原を最大望遠まで拡大してみると、丹頂鶴がこんな具合に佇んでいるのだそうです!



 レンズ交換式カメラの超望遠レンズは高価でなかなか購入することが難しいですが、10万円そこそこで購入することのできるRX10 Mark3でもこれだけの写真がとれるのですね…。
 大きなサイズにプリントしようとすると厳しいのかもしれませんが、αシリーズで撮影された写真と比べて遜色ない精細さにビックリしました!
 ブログやSNSなどネットに公開するくらいであればまったく問題ないのではないでしょうか?
 個人的には、コンデジであの光芒が出せると知ってかなり欲しくなりました…(^_^;)

 以前、情熱大陸で撮影の模様が放送されましたが、キタキツネの習性を利用し井上浩輝さんが雪の上に転がりながら撮っていたこの写真もRX10 Mark3で撮られたそうですよ。



 また、ポケットに入るくらいの大きさを売りにしているRX100シリーズも愛用されており、すぐ近くまで迫ってきたエゾシカを捉えたこの写真はなんと地面の上にカメラを置き、遠くからリモート撮影することによって撮られたのだとか…。



 他にも内蔵のNDフィルターを使って水の流れを表現したり、さままなカメラの機能をフルに活用されているのですね!




 そんな井上浩輝さんが、SONYのカメラで他社と比べて優れていると感じているのは「EVF」ビューファインダーだそうです。

 露出を調整すればその通りに表示され、カラーバランスで赤や青の色合いを調整すればその通りに表示される…。
 ミラーで映像を反射した光景を見ながら撮影するOVF式では不可能な芸当ですね。

 視力が低下したり、老眼で見づらくなった人も問題なくカメラを操作できますし、 ダイヤモンドダストもこんな撮影したままの画像がEVFビューファインダーに表示されているのだそうですよ!



 ちなみに、キタキツネのような野生動物でも何度か同じ個体と出会い、狩りが成功した時に拍手してあげれば獲物のネズミをくれたりしたこともあったのだそうです!



 さすがに食べることはできなかったそうですがw
 そんな具合で楽しいトークショーはあっという間におわってしまいましたとさ。

 井上浩輝先生 ありがとうございました!

おしまい


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