カメラの祭典 cp+ 2018で開催されたトークショーのレポート第2弾は、ソニーのブースで開催された鉄道写真家 中井精也さんの『記憶に残したい日本の鉄道風景』です。



 cp+で開催される中井精也さんのトークショーはどの会社でも満員御礼となるわけですが、ソニーでの集客力は圧巻のひと言でした!!

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 そんな中井精也さんですが、今年のソニーのトークショーでは始まるなり…、

「おいで、おいで〜、すべてを捨てておいで〜」

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 と、3月末に発売されるα7マーク3の宣伝から入られたのが印象的でした!
 よっぽど良い出来具合なのかもしれませんね!?

 では、今回のトークショーで話された「α7R3とα9の特徴」「鉄道写真 撮影のコツ」「αのオススメカスタマイズ」について、中井精也さんの素敵な写真を交えながら簡単に紹介させていただきます。


●α7R3 〜連写できる高画素イメージャーを搭載〜
 まず、4240万画素のイメージャーを搭載したα7R3は広角に撮影された写真をトリミングしても、



 車体側面の文字が読めるくらいの解像度があるだけでなく、
 


 時速250kmで迫り来る新幹線を10コマ/秒もの連写で、AFを追従させながら撮影することができます。



 そして、夜景を撮影する時にはISO12800で撮影しても大画面で表示させることのできる高感度性能まで持ち合わせています。





●α9 〜動画のような連射!〜
 次に、AFを追従させながら20コマ/秒もの連写できるα9については、列車が通りすぎるまでの間、数秒間も途切れることなく連射し続けることができるだけでなく、


夜間に撮影しても列車を写しとめることができる高感度性能も持ち合わせています。



 そして、連写中にブラックアウトするなくEVFファインダーに画像を表示させ続けることが出来るので、被写体を見失うことのない使いやすいカメラに仕上がっているのだそうです!
 





ここからは素敵な鉄道写真を撮影するためのヒントとなるテクニックを紹介させていただきます。

●作品作りのコツ
・流し撮り



 滝の水が流れるように撮影するためにはシャッタースピードを遅くする必要がありますが、カメラを三脚などに固定したまま撮影すると列車が流れてしまいます。
 そこでこの写真については少しだけ列車を流し撮りすることによって列車をくっきりと写しとめ、水の流れまで表現したのだそうです!



 こうして並べてみると、右側の写真の方が一目瞭然で良いですよね!

・前ボケ



 花などを前ボケさせて撮影する際、可能な限りカメラを花に近づけて撮影することになりますが、



 列車はできるだけ遠い場所で小さく写し撮る方が、列車の存在感を薄くすることができ素敵な仕上がりになるのだそうです。




・カメラ設定(ホワイトバランスなど)



 紅葉や桜など…、旬のある被写体については毎回最高の状態で撮影地点へ向かうことができるとは限りません。
 そういった場合はホワイトバランスやDRO、クリエイティブスタイルで色味を調整すれば、見違えるように鮮やかな色で撮影することができます。



 こういった機能を使うことを認めない写真家の方も中にはおられるかもしれませんが、我々のようなアマチュアにとっては本業を持っているケースも多いですし、印象的な一枚に仕立てあげる機能を使いこなすことも撮影術のひとつですよね!


●セイヤ流 オススメAF設定



 なんでもソニーのαシリーズを使いこなすには、カスタマイズ機能で使いやすくなるような設定を割り振ることが重要なんだそうです。
 今回は中井精也さんがカスタマイズされている設定を紹介させていただきます。
 








 カスタマイズする機能の割り振りについては、人それぞれかもしれませんがワタクシはさっそく真似して設定させていただきました!


●作品紹介
 では、最後に中井精也先生の撮影された写真を紹介させていただきます。
 どの写真も見事なものですね…、こういう写真を撮れるようになりたいものです!

・万葉線










・ベトナム













・弘南鉄道






・京都丹後鉄道




・根室本線



つづく

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