前編で、海人、イチカ、哲朗、美桜、柑奈、そして檸檬の主要登場人物 6人が出そろいました。
後編では、物語がいよいよ動き始めます。
校庭で、イチカと檸檬の二人が昼食を食べていたところへ…、
「すみませーん、ちょっといいですか?」
「俺たち夏休みに自主製作映画を撮影しようとしているんですが、良かったら出演してもらえませんか?」
こう哲朗が話しかけたのであります。
唐突な展開に慌てふためく海人。
しかし、イチカから返ってきた答えは…、
「いいですよ。私で良かったら…」
なんと一発OKをもらえてしまったのでした。
すると、不敵な笑みとともに檸檬が…、
「ふっふっふっ、そういうことなら私も参加させてもらうわ」
「ちょうど良い感じの物語の脚本を書いていたところだし」
こうして…、
監督 : 檸檬撮影 : 海人主演 : イチカ助演 : 哲朗スタッフ : 柑奈、美桜
という陣容での自主製作映画の撮影が始まることになったのでした。
そして、その日の夕方 浮かれ気分で帰り道を歩いていた海人は何気なく目をやった川のほとりで…、
イチカが釣りをしているところを目撃してしまったのでした。
「なにしてるんですか?」
突然、あらわれた海人にイチカは慌てふためき、なぜかしどろもどろな口調で…、
「わ、、、わたし、つ、、、、こういう釣りが趣味なの、、、、」
「それはいいですけど、もうちょっと上流に行かないと魚はいませんよ。」
「あ、ありがとう…。私このへんの土地に慣れてなくて…」
そして、その場でイチカと別れた海人は「もうちょっと話しかければよかったかなぁ…」などと妄想しながら、家路を歩いていたところ…、
いつのまにか背後にイチカが歩いていたのでしたw
海人は慌てふためき…、
「せ、、、、せんぱい、、、、、いつからそこにいたんですか!?」
「けっこう前から^^^^」
そして、イチカは去り際にポツリと…、
「このへんで、どこか野宿しやすい場所はないかなぁ…」
こうつぶやきながら立ち去ろうしたイチカに海人は…、
「ウチに泊まりますか?」
「同居している姉の許可が得られればですが…、」
こうして姉が帰宅するまでしばらくイチカを自宅に招き、荷物をおろして、イチカを風呂に入れさせていたのでした。
しかし、そのとき海人の首筋が突如として痛み出し、海人は玄関先で崩れ落ちるように倒れこんでしまったのであります。
ほどなく風呂から上がってきたイチカは倒れている海人を目撃し…、
謎のメカの力を借りて海人の治療を開始したのであります!
そして、その直後、突如として玄関の扉が開き、玄関に倒れていた海人をバスタオル一枚まいただけのイチカが抱きかかえているところを、

姉の七海となぜか一緒にいた柑奈に目撃されてしまったのでしたw
つづく
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