CP+の講演レポート第3弾は、ソニーブースで聞いてきた鉄道写真家 中井精也先生の『歴史と浪漫を追いかけて イタリアで出会った鉄道風景』です。
この旅で中井先生が使用された機材はAマウントのフラッグシップ機 α99 MarkIIで、裏面照射型4,240万画素のフルサイズセンサーが搭載されている上に、秒間12コマの高速連写が可能となっていることが最大の特徴なんだそうです。
●ミラノ中央駅でイタリア版新幹線を撮影!
まず、この旅で最初に向かわれたのはミラノ中央駅だったそうですが、ヨーロッパの駅ってやつは日本の駅と違って荘厳な趣を醸し出しているのですね…。
駅と言うより、教会のように見えます!

そして、これがイタリアの新幹線で、左側が通称フェラーリ特急と呼ばれている民間の列車、右側が日本のJRに相当する国鉄が運営する列車なんだそうですが、
フェラーリ特急と呼ばれる深紅の色合いはカッコ良いですね〜
こういった暗めの場所でも、α99 MarkIIのAFはばっちりと機能してくれたそうです。

ちなみに、編成写真を撮影するときは少し低めのポジションから側面を含めて撮るようにすると良いのだとか…。
しかし、イタリアって国はスナップ写真も絵になりますねぇ…。

こういったスナップ写真は構図を決めて絵になる人が通りがかるのを根気よく待ち続けるのがコツだそうですよ!
●フィレンツェ近郊 Direttissimaで時速300kmオーバーの新幹線を激写!
イタリアの新幹線は日本と違ってフェンスなどの障害物の高さが低く、すぐそばまで近づくこともできるのだそうです。
ここで時速360kmものスピードで走り抜けるフェラーリ特急を連写で撮影されたのだそうですが、α99 MarkIIなら全カット問題なく撮れていたそうです!
しかし、流し撮りで撮ったフォルムはすごくカッコ良いですねぇ〜
ちなみに、こういった流し撮りをする時は望遠レンズで遠目の場所から撮るのがコツなんだそうですが、ズームさせながら流し撮りされたこのカットも疾走感があってスゴイですね!
しかし、イタリアならではの苦労もあるそうで一見なんてことはない草原に見えても、
実はぬかるみだらけで靴が泥だらけになるような場所だったそうで、
日本と違ってレンタカーの車内を汚しすぎると高額なクリーニングを請求されるため、ゴミ袋を足に巻き付けながら撮影されたのだそうですよw
黄金色に焼けた夕焼けも見事なもんです…。
●サルディーニャ島でゆる鉄を撮影!
そして、中井精也先生の代名詞とも呼べるゆるーい雰囲気のローカル線を撮影するために向かわれたのが、高級リゾート地としても知られるサルディーニャ島のカリアリで、

美瑛のような丘陵地帯をのんびりと走るローカル線の姿は絵になりますね…。
ちなみに、このサルディーニャ鉄道の主な利用客は地元の学生さんだそうで、
最初は緊張した面持ちの学生さんも中井先生が変顔をして場の雰囲気を和ませると、一瞬にして打ち解けた雰囲気になったのだそうですw
夜景の写真なんかは鉄道模型が走っているみたいですね!
●雨のミラノ慕情
旅の最後にミラノへ戻ると生憎の雨模様だったのだそうですが、中井先生にかかれば雨も旅情を醸し出すアクセントになってしまいます。
雨が降ってしまうと撮影を断念してしまいがちですが、水たまりによる反射が絵になるのですね…。
しかし、イタリアという国は油断のならない国だったそうで、後ろに芝生があることを確認し安心して座っていたら…、
危うく機材一式の入ったカメラバッグを盗まれそうになってしまったのだそうです… ( ̄。 ̄;)
中井先生はSandiskのSSDで大事な写真データをバックアップしながら旅を続けられているそうですが、大事な写真データを盗まれずに良かったですねw
ということで、次回のレポートは中井先生のSandiskでの講演をお届けする予定です。
この講演はかなりテンションあげあげで、鉄道に興味がない方が見ても楽しめると思うので、もし良ければ会場で見てみてください!
つづく
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