カメラの祭典 cp+ 2018で開催されたトークショーのレポート第3弾は、前回に引き続き鉄道写真家 中井精也さんの『欧州ハンガリー鉄道に魅せられて』です。

今回は中井精也さんが東欧のハンガリーを旅し、首都ブダペストやバラトンフェニベシュ産業鉄道で撮影された写真を中心に紹介させていただきます。
●ブダペスト子供鉄道
ブダペスト子供鉄道は、ハンガリー国内の選りすぐりのエリートの中から選抜された子供たちが参加して運営されている鉄道なのですが、機関車の運転などについては大人が担当しており改札や検札など危険の伴わない業務を子供たちが担当しているのだそうです。
真剣な表情で働く子供たちにとっては、良い社会勉強になりそうですね!
●バラトンフェニベシュ産業鉄道
次に紹介させていただくのはバラトンフェニベシュ産業鉄道という、舌を噛みそうな名前の鉄道です。
なんでも軽便鉄道と分類される鉄道なのですが、簡単に言えばあまり多くの人を乗せることのできない小形の鉄道です。
日本はおろか世界でもあまりみかけなくなったタイプの鉄道なのですが、ハンガリーではほそぼそと生き残っているそうで、大自然の中をのんびりと走る様を中井精也山はいたく気に入ってしまったのだそうですよ!




ゆる〜い雰囲気が「ゆる鉄」にぴったりとあいますよね!
しかし、そんな鉄道も中井精也さんの手にかかれば…、こんなカッコ良く切り取ることもできるのでした!
●ブダペスト
最後に紹介させていただくのは、首都ブダペスト近郊で撮影された地下鉄や市電などの鉄道です。
中井精也さんがハンガリーに行かれたのはちょうどクリスマスの時期だったそうで、サンタの帽子をかぶりながら家族の元へ急ぐ男性や、

クリスマス仕様にライトアップされた市電をこんな具合に切り取られたそうなのですが、
長秒で撮影されたこの1枚なんかは見事なものですよね…
「何にココロを動かされたのか」
それを1枚の写真に切り取るのが大切なんだそうですよ!
つづく